リノベーションで、
新たな価値創造
竹田木材の新リノベーション住宅は、
新築と同等レベル以上の高性能住宅仕様で、
新築にかかる費用以下での提供を目指します。
今の時代は、新築でないと
高性能住宅が作れないということはありません。
やり方や作り方の視点を変えれば、
高断熱・高耐震の性能を有する住宅を、
手に入れることが可能となりました。
リノベーション前に考えておきたい6つのこと
リノベーションに自分は何を求めているのか?必要なものと必要ではないものは何なのか?5つの質問から考えてみましょう。
1.何のためにリノベーションするのか?
自分のため?賃貸や売却で利益を得るため?あるいは資産価値を上げるため?
例えば、営利目的でリノベーションをするのであれば、個人的な好みを超えた判断が必要でしょう。
ただし、自分で住むためであれば、バリアフリーで安全確保が最優先です。
2.どのくらい予算が必要?予算内で希望を叶えるには?
予算は、リノベーションの種類や質、期間を決定するため、計画段階で把握しておかなければなりません。なるべく正確に予算を組まないと、家が未完成のままになったり、場合によっては借金が残ってしまう場合があります。
経験豊富なリノベーション会社であっても、不測の事態により予期せぬ工事費用が発生することがあります。そのような追加費用にも対応できるよう、リノベーションの予算は余裕をもってみておく必要があります。
3.構造には手をつける必要があるのか?
手をつける必要があります。
間取りを変更するのか、壁を取り除くのか、あるいは増築するのかを決定しましょう。
4.ストレスや疲労とどう向き合うのか?
工事中の住まいや洗濯をする場所、お風呂に入る場所が必要になる可能性があります。その場合、仮住まいの費用が掛かります。
5.どのくらい実務に関わる?
DIYという選択肢もあります。
コストを抑えるなどの理由で、自分自身もプロジェクトに関わる場合、かけられる労力について、しっかり把握しておきましょう。
6.中古住宅を購入する注意点は?
中古住宅を購入して、リノベーションを行っての住み替えを検討される場合は、不動産屋への、物件の相談をするのも大事ですが、まず、家づくりのプロ、リノベーションの経験のある工務店に相談することから始めてください。
減築リノベーションがブレークの兆し
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ポイント
①1000万円以下は家に維持費が掛からないように改修
②①は機能回復を中心に水回り→間取り→表層と予算配分
③1500万円超は機能回復+性能向上+アンティーク調で都心では、50代~60代夫婦が住み慣れた我が家を安全で安心な終の棲家にする大規模リノベーションの事例が増えています。予算によりニーズは少し異なります。総工費800~1000万円の場合、老後に向けて家にお金が掛からないようにするのが主な目的です。優先順位は性能回復が第一で次が水回り。間取りや内観、外観は下位ですが、各社の違いが目立つ要素なので、契約を取るうえでは重要といえます。飾り棚やカウンターなど持ち物を生かすインテリアが費用対効果が高いです。外観は塗装などで安く変化を付けられます。
予算が総工費1500万円を超える場合、目的の半分は性能回復。断熱改修も受けがよい。もう半分はライフスタイルの空間化です。調度品が映えるインテリアや趣昧の菜園、デッキや土間などの提案が必須です。将来の2世帯化への期待を持つ建て主には、水回りの増設を提案します。好まれるインテリアはモダン和風とアンティーク調。どちらもキーワードは本物の素材。幅広フローリングや一枚板のカウンター材、ムクの桓戸など、くすんだ色調の堅木の生かし方がポイントです。 -
ポイント
①スケルトン改修前提だと耐震改修はやりやすい
②ソフトの発達で耐震や断熱改修のプレゼンが容易に
③サーモカメラで断熱改修の効果をわかりやすく示す地方における大規模リノベーションで、性能向上リノベーションを含む事例が増えています。その際、耐震改修に関しては、現在の耐震基準と同等の評点1.0を目指す提案が増えています。
大規模リノベーションはスケルトン改修に近くなるため、耐震補強の難易度は高くありません。最近は使いやすいソフトが普及しており、耐震設計も容易になりました。
耐震改修には費用がかかるので、採用の可否は建て主次第ですが、シミュレーションソフトが弾き出した既存と改修後の評点の違いというのは建て主にも響きやすいので、打ち合わせの際に求められていなくても提案する価値があります。 同じく断熱改修も提案する価値があります。こちらは光熱費の節約と快適性の向上という確実に得られる恩恵があります。その恩恵を伝えるためにもシミュレーションソフトの利用は不可欠です。工事費が多少嵩んだとしても光熱費の削減により10~15年程度で回収できることが説明できれば、採用する建て主は多いでしょう。
快適性に関しては、サーモカメラも活用し、体感と色による表示が連動することで、既存建物の問題点と断熱改修後の効果を分かりやすく伝えることができます。
なお耐震補強と断熱改修の双方を実施する場合、解体は内側から行うことになります。なぜなら、外からだと筋かいや断熱材の施工に差し障りがあるからです。大きな住宅の場合、すべてスケルトンにして、全面リノベーションを行うのではなく、建物の中の一部をスケルトンにして、その部分だけリノベーションを行う、耐震・断熱・建物を解体せずに、普段使用する部屋だけ、室内側から断熱改修を行う! -
ポイント
①認定長期優良住宅などを取得して「新築並」をアピール
②「長優」の書類作成は煩雑だがスケルトン化て設計は容易
③長期優良化リノベーションの補助金は魅力だけど手続きは煩雑性能向上リノベーションを施した中古再販物件では、認定長期優良住宅を取得し、長期優良住宅化リノベーション推進事業の補助金の利用が試みられています。国のラベリング制度を利用して、「新築並み」をアピールするのが狙いです。
認定長期優良住宅の利用に際しては、申請作業の煩雑さが問題となりますが、社内に設計や施工管理のノウハウを残すためには、自社で書類作成を行うことを基本にするべきと考えます。スケルトン状態にして性能向上リノベーションを行うのであれば、認定長期優良住宅の規準に合わせて設計するのはさほど難しくありません。基礎や耐力壁を補強し、土壌への薬剤散布などのシロアリ対策を実施。温熱環境も計算で適切な仕様を求めていきます。北海道や東北を除けば付加断熱までは不要で、窓も樹脂サッシ+Low-Eペアガラスで十分です。
認定長期優良住宅の取得よりも手間を取るのが長期優良化リノベーション推進事業の補助金取得のための手続きです。なぜなら、設計図書の内容と申請資料の内容の整合が完璧に取れていないといけないからです。申請の際には、性能向上に関わるものとそれ以外の予算が分かるように整理する必要があります。予算は合計値を分かるようにするだけではなく、明細も必要になります。受給に際して不正がないかをチェックするためですが、この作業にも手間が掛かります。 -
ポイント
①築30年超の住宅を性能向上するにはスケルトン化が必須
②屋根に手を入れるか、内外壁のどちらを撤去するかを検討
③性能向上重視だと窓が交換可能な外壁解体の利点が大きい現在の中古再販の主流である蓄30年超の住宅で、性能向上リノベーションに取り組もうとすると、必然的にスケルトンリノベーションになります。スケルトン状態にすることで、耐震や耐久性、断熱、防水などの機能回復がしやすくなるからです。
スケルトンと言っても100%外皮を取り去るケースは少ないです。
まずは屋根に手を入れるかどうか。現状、屋根葺き材や野地板まで撤去する例は少ないですが、室内側や外部を目視で調査し、漏水の跡が確認できなければ、屋根には手を入れないケースが多いです。屋根を解体するとなると足場も必要となり、工程管理の際に天候などに気を遣う必要も生まれます。
もう1つが内外壁のどちらを撤去するのかということ。内壁から解体する例が多いですが、サッシや通気層には手を入れられません。逆に外壁を解体して内側を残した場合には防湿気密層が形成できません。内外壁をすべて撤去するのが理想ですが、壁は面積が大きく、コストに大きく影響するため、どちらかを残さざるを得ない場合が多いのです。性能向上の視点から言えば、外から解体するほうが利点は大きいです。特に窓を交換すると断熱性能はぐっと高まり、外観が最新の建物の表情になります。中古再販は印象も重要なので、その点からも外壁撤去に軍配が上がります。その場合、断熱工法は壁内結露リスクの少ない現場発泡ウレタンが第一選択肢となるでしょう。 -
ポイント
①必要な機能はDIYで満たせるが、美観は犠牲になりやすい
②素人が扱える材料と加工で高品質のものをつくるプロDIY
③設計力の高い大工やDIY好きな設計者がプロDIYの提案者特に仕上げや家具などはDIYの対象となりやすいです。指導者がいれば必要な機能はDIYでも満たせますが、見た目は素人施工の貧しさが衷面に出やすいです。とはいえ予算がない以上、DIY以外の選択肢はありません。
プロDIYとは、素人でも扱える材料や加工方法を用いて、機能と見た目の両面で高品質のものをつくりだすDIY手法のことです。まずはプロポーションが大切です。全体のフォルムがよいと見た目はよくなります。
人工をかけられる素人だからできる手法を追求しています。安価な木材でも木を細かく切って貼ったり、塗り重ね回数を増すことで高級感が出ます。プロに頼むと手間賃がかかる仕上げもDIYなら安価でできることもあります。
リフォームとは?リノベーションとの違い
近年よく耳にする「リフォーム」と「リノベーション」。違いをはっきり認識している人は、意外と少ないかもしれません。こちらでは二つの違いをご説明します。
「リフォーム」と「リノベーション」の違い
最近よく聞くようになった「リノベーション」という言葉ですが、その意味をちゃんと理解して使っている人はどれだけいるでしょうか?最近は不動産広告でも「リノベーション済み」などと書かれている物件をよく見かけますが、その実態は内装や水廻りを更新しただけのリフォームがほとんどで、一昔前に流行った「デザイナーズ物件」と同じように、キャッチーな言い回しとして使われることが少なくありません。
性能の回復か、最新のものにするのか
そもそもリフォームやリノベーションに明確な定義はありません。だからといって、単に工事規模の大きさが違うということでもありません。一般的にリフォームは当初の性能や機能の回復をするために行われるのに対し、リノベーションは改修によって既存の建物に新たな価値を生み出すために行われます。
価値を高めるのがリノベーション
見た目のデザインだけでなく、既存建物の特徴を分析し、そのポテンシャルを活かす知識やアイデアが不可欠です。
ただ単に古いものを利用するのではなく、その価値を高めながら暮らしをアップデートしていくからこそ、設計力やデザイン力が必要とされるのです。
古民家リノベーションはこちら
過去の造り手とコラボする
またリノベーションでは、既存建物へのリスペクトが不可欠です。築年数や価値にかかわらず、どんな建物でもその建築に携わった人々の努力や思いが詰まっています。建て主の夢と設計者の思想、施工者の技術や苦労など、造り手たちの思いを感じることで、今あるべき姿へと導いてくれると思います。
その思いを受け止められなければ、むしろ建て替えたほうが良いかもしれません。つまりリノベーションとは過去の造り手たちとのコラボレーションとも言えるでしょう。
用途変更で価値の最大化
しかもリノベーションは、プランやデザインの変更だけではありません。その代表的な例が「コンバージョン(用途変更)」です。従来の使い方が時代に合わなくなったものを、その場所に求められる用途や性能に合わせてリノベーションする。
時代や環境に合わせて建築をカスタマイズするアイデアも求められています。つまり「リノベーション」とは、「建物の価値を最大化する」という究極の創造行為なのです。
歴史をふまえて整える
リノベーションで重要なのは、「活かすこと・読みとくこと・整えること」です。既存建物の魅力や素材を活かし、歴史や環境を読み解いて、用途や予算に合わせて空間を整える。このようなスタンスがリノベーションを成功に導きます。ですから、ぜひ専門家のアイデアを活用し、本物のリノベーションを実現してください。
リノベ新築
(新築を超える性能を有するフルリノベ住宅)
- 新築にはない、リノベーションの良さを十分に引き出す工夫が満載の家づくり
- 既存住宅の中で、引継いでいく(思い入れ、価値観)のか選択が必要となる
- いつの時代でも、残す価値を見出せない住宅は解体されるが、どこに価値を見出す!?
- 既存住宅を必要最小限残し(減築)した状態で、フルリノベを行い、安全で快適に暮らす
- 見た目が新築にそっくりなだけでなく、中身(性能)が新築と同等のリノベーション住宅
- 新築にそっくりなリノベは、見た目だけではなく性能(耐震・断熱)も同等レベル!
メリット
新築 MERIT
- 耐震性や耐久性など、家の構造部分の強度に不安がない
- 家全体のデザインの自由度が高い
- 保証が充実
- 住まいの寿命が長い
- 住宅の維持費用が安い
- 新しく作るので住まいがきれい
- 追加の差額費用がほとんど生じない
リノベーション MERIT
- 近隣の環境を把握できる
- 工期が短く、工事中の住居費が少なくて済む
- 人気の古民家に住める
- 予算を抑えることができる
- 物件の選択肢が増える
- 土地取得費用が安くなる
- 立地条件の良い土地取得が可能
デメリット
新築 DEMERIT
- 近隣の環境を把握しにくい
- 注文住宅の場合、住むまでに時間がかかる
- 一般的に価格が高い
- 家の全体像がイメージしにくい
- 希望に合う土地探しに手間がかかる
リノベーション DEMERIT
- 耐震基準が古いものや構造部分が痛んでいるものは補強が必要
- 間取りの自由度が低い
- ローンの金利が高くなる傾向がある
- 利用できるローンの選択肢が少ない
- 断熱性能が低いので断熱改修の費用が高くなる
- 建築中の仮住居が必要になることが多い
- 工事着工後に追加費用が生じることが多い